「安い」か「安心」か
確定申告の時期ですね。
私は相変わらず、申告が遅いのですが、消費税課税業者となると還付ではなく、支払いが発生しますので期限内に申告しないと、追徴課税という罰が待っています。
※過去に延滞税を納めて、痛い目をみました。
確定申告で思い出すのが、生命保険の二重課税問題です。
保険金を年金で受け取っている方は、1割の源泉徴収されて支払いとなっておりますが、
それが二重課税にあたるという判決が2010年にでております。
http://www.nikkei.com/article/DGXDZO11191240W0A710C1MZJ001/
ここからが本題ですが、二重課税だという判決がでて、実際に該当する方には何が関係してくるのでしょう?
それは、申告すれば取り戻せるということです。
ではどのように申告するのでしょうか?
そのままですが、確定申告です。
保険会社から年金で生命保険金を受け取っている方には、支払調書が発行され郵送されてくるはずです。
なければ問い合わせすれば再発行してくれると思います。
それを確定申告用紙に記入し、申告します。
確定申告の仕方については、いろんなページで情報があるかと思いますので参考にしてみてください。
でも私が伝えたいことは、二重課税対象者は確定申告すればよいですよ、ということではありません。
こういう生きた情報を、常に提供してくれる人の存在は大きいということです。
今の時代、生命保険の加入経路は多岐にわたります。
銀行、来店型代理店、インターネット、直接対面販売・・・。
情報もあふれて、お得だとか、損だとか、そんな話はたくさんあると思います。
でもみなさんは何のために生命保険に加入されるのでしょうか?
任意の自動車保険も同じかと思いますが、万が一が起きたときに安心するためではないでしょうか?
加入するときの選択基準が「安い」、「お得」だけでは、「安心」は手に入れることはできません。
何かあったときに、しっかりと担当者がついて、その後の生活はもちろん、税務のこともしっかりとサポートしてくれる担当者の存在はとても大きいと思います。
我々、生命保険業界の向かうべき方向は、「支払い時の安心感」であってほしい。
そう思って、今日も仕事をしています。